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「ならぬことはならぬのです!」と言ったのは...

 あの時、「ダメなものはダメでしょう!」と徹底しておけば結果はどうなっていただろう。それでも事は進行していたかもしれないし、だからこそ禁断の一歩を踏み出してしまったのかもしれない。“ダメなもの”に下手に理由をつけようとすると、逆にパワーを失ったり、またその理由を根拠に全てが“ザル”となって、“ダメなもの”でもなんでもなくなって、むしろまっしぐらにその“ダメなもの”の全否定から、条件付肯定(ほとんど推進)に向かって突き進んでしまうことにもなりかねない、もしかするとすでに“手遅れ”なのかもしれない。心身ともに傷つくことは、なるべく御免蒙りたいところだが、故意、過失に関わらず、その逆も嫌だ、更に避けて通りたいところだ。過程を知らされず、取っ掛かりと結末のみ示されて、何を評価せよ、判断せよというのか。なるべく関心を示さず、文句を言わず、不満を持つより寝ている方が幸せだと言わんばかりの“空気”は誰(何)が演出してのことなのか、無力感が支配する状況に、知らぬ間に追い遣られてしまっていることに大半が気付かないでいる(もしくは、気付かないふりをしている)ことが哀しい。「手遅れかもしれない」と、つい捨て鉢になり弱音を吐いたが、それでもまだ何か“て”はあるはずだ。それを冷静に考え続けていたい。