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高橋真梨子と北原ミレイ

 最近のこと、突如?北原ミレイの唄がいたく浸みるようになった。同じ曲を飽きもせず聴き続けられる…、想えば、20年前、いやそれ以上の大昔、やはり突如“はまった”高橋真梨子を聴き耽ったのと似た事態に陥ってしまった。考えてみれば、「五番街のマリーへ」も「懺悔の値打ちもない」もいずれも阿久悠の作詞とあれば、根っこは一つ、共通の世界観は当然といえば当然の“行き先”なのかもしれない。「潮風の吹く町」(これはカバー曲らしい)、「涙の翼」(これが“はまる”きっかけ)、「港のマリー」(新曲)、「風の午後」、そして「懺悔の値打ちもない」、これはもうドラマだ、相当に暗めの…。高橋真梨子の先に?裏に(これは失礼か)?次元こそ違かもしれないが、とにかく極く近くに北原ミレイが在った。「石狩挽歌」は駄目(あまりにも“土着”過ぎる?)だけれど、高橋真梨子に「懺悔の値打ちもない」を唄ってもらったらどうだろう、どう聴こえるだろう、全く別のドラマを見せてもらえることになるかもしれない、そんな気がする。