歌:内藤やす子
作詞:エド山口
作曲:岡田史郎
あなたのやさしが
痛いほど分かり過ぎる
さよならの言葉さえ
言えずに別れた人よ
季節の足音心で聞きながら
ララバイララバイ瞳を閉じて
東京の夜明けに歌う子守唄
明日の運命など
だれにも分かりはしない
出会いと別れの
ためにだけ生きてる人よ
木枯らしささやく心を抱きながら
ララバイララバイ涙をふいて
東京の夜明けに歌う子守唄
失くしたあの夢心で呼びながら
ララバイララバイおやすみよ
東京の夜明けに歌う子守唄
東京の夜明けに歌う子守唄
1984年リリースというから、二度目に勤めた会社に慣れた頃の曲ということになる。歌詞を眺めて、どうしてこれが“六本木”なのかよくわからない、もしや『東京ララバイ』という曲があって、それに対抗してのことであったかと思い調べてみると、もしかするとそうかもしれないと勘繰ってしまった(『東京…』は1978年発売)が、実のところはわからない。しかし、歌唱力のお蔭もあるのだろうが、「東京の夜明けに歌う子守唄」のサビはこれもまた実に沁みるのである。ヒットしたという記憶も微かにあるが、やはり、当時は心に余裕がなかったか、或いは「六本木」限定ということで個人的には印象に、そして記憶に確かに残らなかったのもしれない。