信用できない相手から、いくら頼みごとをされても、そのまま「承りました…」というわけにはいかないだろう。“飽き飽き”でも、“自粛疲れ”でも、ましてや“反動・反発”からくるリアクションなどではありえない、要するに目に留まらず、耳に入って来ないだけのことだ。ではどうすれば…範を示すなど(こちらからお願いしたいのはやまやまだけれど…)という更に空々しくも身勝手で根拠もない、説得力の欠片もない対策などは論外である。かといって、従順でない者たちへ「ペナルティを科す!」というのではあまりに短絡に過ぎて、むしろ不満を増幅して逆効果になるかもしれない。高額接待を受け、それを咎めるどころか、己が身に“災い”が及ぶのを恐れてか、とにかく隠せ隠せとばかりに奔走する側の人間が、“向こう側の一般人”に何を言っても響かないのは当然のことで、本来従順であるはずのこちら側の人間としては、とにかく正しい(脚色のない)情報を待っているのである。そうすれば対策はおのずと何処からか、あるいは自らの発想、創意工夫そしてバランスのとれた裁量で明らかになるだろう。