雨の日のブルース
作詞:橋本淳
作曲:筒美京平
歌 :渚ゆう子
小雨に濡れている夜の
ちいさな坂道のクラブ
淋しい足音を響かせて
私は一人
※暗いブルースを くちづさみ
昔別れた人のため
熱い恋の誘惑にたえている※
真紅の野バラを胸に
飾って私は今日も
貴方にもう一度逢える日を
密かに待ってる
涙でまつげを濡らしても
愛しい貴方はいないから
せめて甘い思い出に浸りたい
(※くり返し)
『京都の恋』に『京都慕情』はたしかに渚ゆう子の代表作かもしれないが、ベンチャーズとは無縁の?こんな唄にでくわした。忘れてしまっていたか、発表当時どうしたわけか馴染むことがなくて印象に残らなかったか、今になって〝沁みる〟唄としての登場である。わかりやすい詞、心地よいメロディライン、そしてテンポと、スタッフを見てもまさに流行歌、馴染みやすく淀むところがまるでない、繰り返し聴いて飽きない〝名曲〟である。