新宿挽歌
作詞:なかにし 礼
作曲:船村 徹
唄 :藤 圭子
やせた私がモデルなら
あなた売れない絵描きさん
夢しかなかった新宿で
凍りつくよな貧しさを
耐えた二人は若かった
むかし話で酒を飲む
そんな二人になりました
すっかり変わった新宿で
あなた今でも一人なら
やってみましょうもう一度
街の名前が変わろうと
街の姿が変わろうと
あなたは私のふるさとよ
ごらん新宿西口に
しずむ夕陽は変わらない
1987年に発売された、藤圭子シングル40曲目とのことだが、まったくもって記憶がない、恥ずかしながらこの唄のことは知らなかった。確かに個人的〝アイドル〟であったはずなのだが不覚だった…思えば、その頃(阪神初の日本一!の2年後)つまり我が〝ローリング・サーティ〟時代の記憶があまりない、むしろそれ以前のことならわりと覚えている。自分自身の歴史が曖昧な時の唄など残るはずもなく、古希を前にして出くわしたしだいである。ネットに触れなければそれもなかったかもしれない。