こんな唄に出くわした[40]   アデュー

   アデュー

     作詞・作曲:庄野 真代
     唄: 庄野 真代

  あの日 待ち続けたのよ
  ほんとよ しずむ夕陽の中
  まさか同じこの街で あなたと
  出逢うなんて 不思議ね

  若くはないわ もう昔のように
  心が揺れても きっととびこめはしない
  そうよ 違う人生を夢みた
  二人だから哀しい

  熱い 言葉もなく今
  私は告げる さよならアデュー
  そっとさしだすその手の ぬくもり
  あなただったあの日の

  わかっているわ だから
  何も言わないで このまま見送るわ
  あなたの後姿
  深いさみしさに負けて あなたを
  忘れたんじゃないのよ

  若くはないわ でも昔のように
  抱きしめられたら
  すべてを捨てた きっと
  あの日 待ちつづけてたの
  ほんとよ しずむ夕陽の中

 庄野真代という歌い手がよくテレビに出ていた頃には知らない曲で、最近になって(といっても数年前ではあるが…)出くわしたものである。思えば、シンガーソングライターだった彼女は。竹内まりやの『駅』と並ぶ?或いは同様の言っていいか、“不倫”がテーマか、いずれも立ち止まり、一歩退いたうえで“未遂”で落ち着いた。だからこそこれだけ盛り上がった歌詞になったのかもしれない。どちらも、しっかりと物語になっている。