こんな歌を聴いてきた  「新宿サタデー・ナイト」

   新宿サタデー・ナイト

 森進一の次と言えば、青江三奈である。『池袋の夜』が“ご当地ソング”といわれるもの中では彼女最大のヒット曲かもしれない(『伊勢佐木町ブルース』、もしくは『長崎ブルース』だったかも?確証はない…)が、それほどでもなかったか、新宿を唄ったものもあって、こちらもなかなかに沁みる唄であった。その名も『新宿サタデー・ナイト』といった。

   作詞 佐伯 孝夫
   作曲 鈴木 庸一
   唄  青江 三奈

  キスしたのあなたは わたしの心に
  ひとりではいられない 女にしたの
  星までも流れるの 待ちかねて探すよに
  好きよあなた 好きよあなた
  サタデーナイト サタデーナイト
  新宿の夜

 二番の歌詞に、「さよならと乗ろうかな 最終の長野行き だけどあなた・・・」とあってまさに新宿駅(国鉄・中央線)とその界隈の雰囲気満点である。平成を越えて、すでに当時の趣きはさらさらないが、それでも繰り返し聴いても決して飽きない完成度である。ただし、唄うとなると、相当に我ながら相当に“気色の悪い”ことになること必定だ!聴くに留めておこう。