目くらましにもならない

 断水に苦しみ、給水を待つ行列を横目に、大きなイベントを強行し、何かが西から飛んできたと、いたずらに?不安を煽り、事の優先順位の認定を操作しようとしている…としか思えない状況、腑に落ちないことばかりだ。まるで、現場を見つつも別の何かを重要視する姿勢にはあきれるばかり、いったい何処を、何を見て日々を過ごしているのかと余計な勘繰りもしてみたくもなる。いう事やる事は、概ねピント外れ、とにかく〝ずれている〟ように見えてしかたないのだ。それでも、何も変わらないのだろうか。時をやり過ごして、人は忘れ、或いは忘れたふりをせざるを得ない事態の中で、現状を肯定してしまう…これは善循環なのか悪なのか、その判断すらも有耶無耶になって、虚しさだけがあとに残る、悲劇であり、喜劇でもある。ただ何とも情けないことだけは確かだと思うのである。誤魔化しと、言い逃れ、更に逃げ隠れ…そんなに人を馬鹿にしなくても…と言いたくもなる。