酔いしれて
作詞:音羽 たかし
作曲:高寄 潤
歌:岸 洋子
恋に苦しみ 恋に泣いて
恋に狂った 私なのに
恋のせつなさ 恋の甘さが
今夜も私を 酔わせるの
忘れられるものなら
こんなに 飲みはしない
愛した私が 悪い
熱い口づけに 酔いしれながら
何時か眠った すぎし夜よ
恋の未練に 心乱れて
眠る夜毎の 夢にさえも
あなたの優しい 甘い言葉が
今夜も私を 酔わせるの
何時か逢えるものなら
こんなに 飲みはしない
愛した私が 悪い
熱い口づけに 酔いしれながら
何時か眠った すぎし夜よ
岸洋子の唄にしてはイメージが広がらないというむきもあるかもしれない、彼女ならもっと〝愛〟を高らかに歌い上げてしかるべし…との声があるかもしれない。ちあきなおみの歌唱を見つけて、こちらも聴いてみた。全く違った雰囲気世界観で、どちらがどうということでは毛頭ないが、これはシャンソンではなく、一方は思い切り歌謡曲ということなのか、いずれせよどちらもそれぞれ違った道を通って沁みてきた。