こんな歌を聴いてきた    翳りゆく部屋

   翳りゆく部屋

     作詞・作曲:荒井由実

  窓辺に置いた椅子にもたれ
  あなたは夕陽見てた
  なげやりな別れの気配を
  横顔に漂わせ

  二人の言葉はあてもなく
  過ぎた日々をさまよう
  ふりむけばドアの隙間から
  宵闇が しのび込む

   どんな運命が愛を遠ざけたの
   輝きはもどらない
   わたしが今死んでも

  ランプを灯せば街は沈み
  窓には部屋が映る
  冷たい壁に耳をあてて
  靴音を追いかけた

 正直言って、好きなタイプの歌い手(ミュージシャンと言うべきか…)ではない。ただし、この曲だけは別格である!・・・と思っている。壮大なる暗さ、宇宙空間につながる雰囲気に満ち満ちている。これを聴いた後に、映画『2001年宇宙の旅』のラスト(だけ)を観れば、今日という日は完璧である。学生時代だったか(卒業していたかもしれない…)、傾きかけたアパートの四畳半で、ヘッドフォン越しに聴いていた、時間は真夜中、想えば懐かしいというよりも、ただただおかしいばかりだ。