こんな唄に出くわした[33]   青春(ゆめ)追えば

   青春(ゆめ)追えば

      作詞:荒木 とよひさ
      作曲・唄:堀内 孝雄

  人知れず恋する この慕(おも)いは
  少年の 淡き心のように
  鰯雲流れる 空を見つめ
  鳥にさえなれた 遠き日を忍べば

  君想う 君は何処に
  幼き子の 手を引いているのか
  青春追えば 青春は遥かに
  いま生きることが 見えてきても

  道草をたどれば この手のひら
  雲ひとつさえも つかめぬままに
  秋桜をゆらして 丘を駆ける
  風を呼び止めて あの日をたずねる

  君想う 君は何処に
  平凡でも 幸福でいるのか
  青春(ゆめ)追えば 青春は遥かに
  いま過ぎし日々を 振り返れば

  君想う 君は何処に
  平凡でも 幸福でいるのか
  青春追えば 青春は遥かに
  いま過ぎし日々を 振り返れば

 1996年発売というから、30年前ということになる。まったく記憶にない、想えばこの時期、唄を聴いたり、また唄ったりしなかったような…今以上にいろいろと余裕がなかったのかもしれない。知らない歌い手でもなく、当時すでに「世代の(唄える)唄がない」とアリスから離れ、演歌歌手などと妙なレッテルにも甘んじて?、かつヒットメーカーとして活躍していたはずなのだが、この曲については覚えがない。ある種の〝パターン〟を感じざるを得ないところだが、それでも「そうだよなぁ、切ないようなぁ」などと想わされたりして、よく沁みるものとなっている。