ガイドパンフレットに従って駅前を10時30分に出発、バイエル通りを暫く歩くと、カールス門、それをくぐって旧市庁舎前
広場に出ます。ご存知(といっても、恥ずかしながら私は知らなかった、此処に来るまでは・・・)11時の時報とともに人形が
踊る、例の場所なのであります。
10時50分 広場は完全に観光客で埋まってしまいます。
ミュンヘンを訪れる観光客の90%以上は午前11時に此の広場に集まるのでしょう(残りは昨日見たか、明日見るかという人?
つまり皆な必ず此処に来る)。11時、人形が鐘を叩く、暫くして後ミュージックスタート(オルゴールみたい)、すると二段ある
バルコニーの上の段の人形達が回り始めます。小人が動き、金色の騎士と銀色の騎士がすれ違う。2周すると、金色の騎士が銀色
の騎士を倒します(本当に銀色の騎士は仰向けに倒れてしまう)。今度は下の段の民族衣裳の若者の人形達が踊り出します
(戦勝祝いかもしれない)。此の間約五分、人形が止まっても暫くは鐘がなっています。こういう、あってもなくても良さそう
な物、誰が拵えたのか知りませんが、よくぞ造ったものだ、今、しっかり観光名所になっています。
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旧市庁舎前広場午前11時 | 人形たちが踊りだす |
12時30分 歩行者天国をほぼ半周して(ミュンヘンには歩行者圏がある、但し車道と交差しているので、全く安心して
歩けるかといえばそうでもない)、駅に戻ります。
構内のセルフサービスの店で、サラダと白いソーセージとポテトフライとビールをとって立ち食い(DM11)。地元の人の立ち
食い風景、実に様になっています。私は駄目、テーブルが肩の辺りにある。もう昼間からビール(ミュンヘンです、
此処は・・・)。
15時10分 ビアホール、かの《ホーフブロイハウス》ではないけれど、パンフレットにはやはり有名ビアホールとあります。
屋外の席に坐ると、ドキっとするような独逸美人がオーダーをとりに来ました。とにかく「ビア」、カルテは読めないから
言ったのは此れだけ、何か言うので、何でも「ヤー」と言っていると、馬鹿でかいジョッキが出てきました。その場でDM5.80を
支払う。全部は無理だと思いつつも、飲んでいると何となくいけそうな気がしてきました。まだ時間的に大騒ぎの始まる時間では
ないのでしょう、閑散としています。流石有名ビアホールです?正面に《WC》の大きな看板。独逸のおじさん達のお腹が極大
になる筈です、こんなの平気でガブガブ飲んでしまうのですから、叩いたらタッポーンって鳴りそう。
正面のおじさんビールをストローで飲んでいる。怖らく髭を濡らさないためのストローであると私は理解しました。先ほどの
女の子に、私の後ろでソーセージを食べているおじさんを遠慮がちに指差しながら「That's one.」と言うと、彼女いわく
「ヴィナー?」(ウィンナーでなくヴィナー)、何だか酔っ払ってきた。ジョッキにあと半分。
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ジョッキ片手に、目の前を走るトラムを眺めている... |
ミュンヘンを舞台にした作品をこれから探します...