節分草(せつぶんそう)2025

 2月頃に咲く山野草、節分の頃から咲き始めるのでこの名前になったらしい。  『節分』については、今さら触れることもないだろう、要するに開花の時期が“問題”であって、その他に由来につながることにはぶつからなかったが、そのタイトル(名称)だけで『今月の花』とした。まさに季節を分ける節目の花、 ただ、あくまでも山野草であって、どこにも派手さはない、つまり、充分に好感がもてる花なのである。
 春になれば、また厳しい夏が来る、今までは厳しいのは冬の寒さということであったが、この頃では、酷く暑い夏ということになった。鬼が出るか蛇が出るか、とにかく笑ってばかりはいられない…
 そして今年は2月2日が節分、しっくりこないが、暦上そういうことになった。決して異変≠ネどではない、あくまでも暦の上で…ということで、立春が1日早まったと思えば…それは、どうでもよろしい。

2025.02.10
     

2025-02-第68号 …あくまでも・・・パーソナル・ペーパー

★コラム…か?
   元気な高齢者′けとは
       
 我が住処のご近所に三階建てのマンションが建った。通りすがりに案内掲示板を見ると、『元気な高齢者向け住宅』とある。元気な≠ニわざわざことわったのには、当然思惑があるのだろう。わからなくもないが、 少々感じ悪いなと思えなくもない…
 壁面は黒がベースで、近未来的と言えなくもない。クリニックを併設している風にも見えないが、事あれば医師が速やかに駆けつける…そんなサービスくらいはついているのかもしれない。明らかに老人ホーム、いわゆる施設ではない… と言いたいのだろうし、そこがまた狙いなのだろう、家賃というべきか、料金も若干高めなのだろうか。終の棲家≠ニして相応しいか、それともまだまだここは通過点なのか、決して豪勢な佇まいでもなく、贅沢にも思えないが、 なんとなく中途半端な雰囲気が漂うのも否めない。

★こんな唄に出くわした[24]
    井の頭線
       
 古希を迎えて、こんな唄にまた出くわしてしまった。1977年からおよそ15年間ほどこの唄の冒頭に出てくる永福町というところで暮らして、西永福駅と明大前のほんの短い区間だけだったがこの線を使った。 失礼ながら歌い手のあさみちゆきという女性の事は知らない。

    井の頭線

     作詞:田久保真見
     作曲:網倉一也
     唄: あさみちゆき

  永福町で電車が停まる
  急行の待ち合わせ
  ドアが開いて 吹き抜ける風
  想い出が 降りてゆく
  いつもあなたは この手を引いて
  急行に乗り換えた

  走るように生きるあなたと
  歩くように生きてた私
  いつの間に いつの間に
  離れてしまったの?

  ひとり帰る 井の頭線で
  今でも ふと 好きだと思う

  下北沢の古道具屋で
  風鈴をみつけたね
  窓を開けても 暑かった部屋
  軒先で揺れていた
  ふたりこれから どうしたらいい?
  聞かれても 黙ってた

  打ち上げ花火 はしゃぐあなたと
  線香花火 見つめる私
  燃え尽きる 燃え尽きる
  速さが違ったの?

  ひとり帰る 井の頭線で
  あなたを ふと さがしてしまう

  ひとり帰る 井の頭線で
  今でも そう 好きだと思う

 聴けば、歌謡曲というよりフォークソングに近いか?井の頭線と言えば野口五郎の『私鉄沿線』の舞台だと聞いた記憶があって、そちらの方は井の頭公園駅がメーンステージだったような、こちらは吉祥寺から少し南下した永福町に下北沢、 実はこの唄には続編の『井の頭線 あれから』というものがあって、そこでは池ノ上やら浜田山、更に富士見ヶ丘と細部≠ノ至ることになる…

   井の頭線・あれから

  明大前で途中下車して
  なつかしい駅の裏

  古いアパート あの日のままで
  カーテンが変わってた
  私あれから引っ越したけど
  またここで暮らしてる

  忘れたいと 泣いた夜も
  忘れられず 目覚める朝も
  少しずつ少しずつ おもいでにするだけ

  ひとり帰る井の頭線で
  あなたにふと 呼ばれたようで

  池ノ上の踏み切り越えて
  暮れなずむ街の色
  窓の外には ゆれる菜の花
  また春が来たんだね
  浜田山から富士見ヶ丘へ
  風の中あるいたの

  帰りたいと 思う季節に
  帰れないと わかってるから
  さよならをさよならを
  小さくつぶやいた

  ひとり帰る 井の頭線で
  あの日の空 思い出してる

  今日も帰る 井の頭線で
  あの日の空 思い出してる

★こんな映画を観てきた[54]
   サウンド・オブ・ミュージック
  [The Sound of Music]  (1965/米 監督…ロバート・ワイズ)
         
 リチャード・ロジャース作曲&オスカー・ハマースタイン2世作詞によるブロードウェイミュージカルを、「ウエスト・サイド物語」のロバート・ワイズ監督により映画化、と資料にはある。今回は、スクリーンではなく1982年の観劇記録から…
        ◇
 『サウンド・オブ・ミュージック』夜の部開演。
 お馴染みの、マリアが居なくて大騒ぎの修道院のシーンから。
 オープニング前、オーケストラ・ピットでの音合わせの光景も面白かった。10ペンスでオペラグラスを借りる。
 森で、メインテーマ“サウンド・オブ・ミュージック”を唄いながらマリア登場(ペトラ・クラーク)。
 スクリーンと違い、生で聴く歌はやはり素晴らしい。修道院からトラップ家へ家庭教師として派遣され、不安な気持ちを振り払うようにトラップ家の扉を叩く。キャブテンの厳しい躾に驚くマリアだが、 マリア流のやり方ですぐに子供達と打ち解ける。[“ドレミの唄”]
 新しいママが来るというので(この女性が、あの『007/ゴールドフィンガー』で最後にボンドに寝返った女パイロット、オナー・ブラックマンその人だった)、マリアは邸を去り、修道院に戻る。
 マザーに諭され、キャプテンへの愛を自覚して再び邸に赴く決心をする(ここで休憩)。   物語は佳境に入る。結婚式、そして有名なナチスを嫌ってのコンサート・ホールからの脱出、そして逃避行、キャプテンの唄う“エーデルワイス”、声を詰まらせて唄えないキャプテンを扶けるマリアと子供達(涙が溢れて止まらない)、フィナーレ。
 あっという間の3時間、暫くはその場を立つのが惜しかった。
 ヴィクトリア駅前のアポロ・ヴィクトリア劇場を出るともう深夜、これからではパブも開いていない(開いていても、やはり一人では憚られる)。舞台か酒か、倫敦の夜はわかりやすい。
■2025-01-第67号        
■2024-12-第66号 ■2024-11-第65号 ■2024-10-第64号  
■2024-09-第63号 ■2024-08-第62号 ■2024-07-第61号  
■2024-05-第60号 ■2024-04-第59号 ■2024-03-第58号
■2024-02-第57号 ■2024-01-第56号 ■2023-12-第55号
■2023-11-第54号 ■2023-10-第53号 ■2023-09-第52号
■2023-08-第51号 ■2023-07-第50号 ■2023-06-第49号
■2023-05-第48号 ■2023-04-第47号 ■2023-03-第46号【PDF】
■2023-02-第45号【PDF】 ■2023-01-第44号【PDF】 ■2022-12-第43号【PDF】
■2022-11-第42号【PDF】 ■2022-10-第41号【PDF】 ■2022-09-第40号【PDF】
■2022-08-第39号【PDF】 ■2022-07-第38号【PDF】 ■2022-06-第37号【PDF】
■2022-05-第36号【PDF】 ■2022-04-第35号【PDF】 ■2022-03-第34号【PDF】
■2022-02-第33号【PDF】 ■2022-01-第32号【PDF】 ■2021-12-第31号【PDF】
■2021-11-第30号【PDF】 ■2021-10-第29号【PDF】 ■2021-09-第28号【PDF】
■2021-08-第27号【PDF】 ■2021-07-第26号【PDF】 ■2021-06-第25号【PDF】
■2021-05-第24号【PDF】 ■2021-04-第23号【PDF】 ■2021-03-第22号【PDF】
■2021-02-第21号【PDF】 ■2021-01-第20号【PDF】 ■2020-12-第19号【PDF】
2020-11-第18号【PDF】 2020-10-第17号【PDF】 2020-09-第16号【PDF】
2020-08-第15号【PDF】 2020-07-第14号 2020-06-第13号
2020-05-第12号 2020-04-第11号 2020-03-第10号
2020-02-第9号 2020-01-第8号 2019-12-第7号
2019-11-第6号 2019-10-第5号 2019-09-第4号
2019-08-第3号 2019-07-第2号 2019-06-第1号

新着情報

 四季TMP…ご近所歳時記 2025.02.10更新 
 TMPのなんでも写真館…『銀幕に雨が降る』 2025.01.01更新 
 マイ オールド シネマ パラダイス…プログラムコレクション、鑑賞記録、映画の舞台
 TMPの点と線…鉄道紀行
 TMPの雑文集
 
 調布七福神巡り…完結!≪その7≫…毘沙門天担当?! 『深大寺』
     
 調布のマンホール巡り…市公認?

Hana350選

予算¥350(消費税別)の『HANA350』で、“ちょっとひと息”を演出。

≫≫ これまでの作品集と拡大写真はこちらから

ギャラリーとリンク情報

常設ギャラリー


ギャラリーへの出展のご希望はメールフォームで!※SNS会員様限定!
★えんじょい工房からのお知らせ… 「ギャラリー」はメンテナンス作業などにより、予告なく休館することがありますので、予めご了承ください。

リンク情報(運営のお手伝いをしているサイト様)

       

 2025-02 (February)
製品から設計・施工まで、
エクステリアのことなら!
このサイトはクロームでご覧ください。