秋明菊(しゅうめいぎく)

 夏が終わり秋の風の気配が漂い始める頃から咲き始め、少し寒くなるまで咲き続けるとのことである。
 乾燥に弱く、明るい半日陰を好むということで、落葉樹の下や、午後の西日を避けられるような場所が向いているらしい。
 名前の印象からして秋の風情を感じさせる、可憐なシュウメイギク(秋明菊)の花。その筋の情報によると、和風の庭にも洋風の庭にもどちらにもよく馴染むという。
 木々が紅葉で赤や黄色に染まった頃、足元で優しい色の花を咲かせてくれるこの花は、決して主役にはならず、あくまでも周囲の彩りにもうひと添えしてくれる、このあたりが存在として実に好ましいのだ。


     

2024-10-第64号 …あくまでも・・・パーソナル・ペーパー

★コラム…か?
   豹変するについては それなりの理由がある…
       
 それなりの地位に就くと人は変わってしまう、それはその重さに比例するのかもしれない。その事情はといえば、事前の取引なり打合せ(約束事)によるということ、そして都合はといえば、とりあえずの段取りということで、 そうでもしないと先に進めないというか、とりあえず口にしておくということ、当面とのこととして見せておくべき態度…、問題は、どこの誰との取引なのか、誰に対してのパフォーマンスなのか、 少なくとも表向きの最も気を遣ってしかるべき相手ではなさそうだ。
 変わって行く事は当たり前のことで、何事も変わらないなどというのは、むしろまやかしだろう。ただし、それもバランスがとれていてこその変化≠ナあり、わかりやすい…からといって説明不要ということにはならないのである。 場合によっては体裁を繕う、いや整える必要もあろうし、忖度しなければならないことだってある、むきになって、あるいはつまらない≠アとに拘って、変化を拒むことが各方面において不利益につながることだってある…かもしれない。 要するに、あの人は変わってしまった…にはそれなりの理由があるという事だ。
 さて、だとするとその理由はといえば、極論すればそれぞれの人の目的・価値観ということになろうか…その地位に就くこと自体が目的であったとしたら、前後の言う事、態度が変わるのはむしろ当たり前のことなのだろう。変わらないと短命、 変わって少々長生き…、それぞれの価値観によるが、あくまでも、評価・判断する権利はこちら側≠ノ在る!!

★こんな唄を聴いてきた
    翳りゆく部屋
       
     作詞・作曲:荒井由実

  窓辺に置いた椅子にもたれ
  あなたは夕陽見てた
  なげやりな別れの気配を
  横顔に漂わせ

  二人の言葉はあてもなく
  過ぎた日々をさまよう
  ふりむけばドアの隙間から
  宵闇が しのび込む

   どんな運命が愛を遠ざけたの
   輝きはもどらない
   わたしが今死んでも

  ランプを灯せば街は沈み
  窓には部屋が映る
  冷たい壁に耳をあてて
  靴音を追いかけた

 正直言って、好きなタイプの歌い手(ミュージシャンと言うべきか…)ではない。ただし、この曲だけは別格である!・・・と思っている。壮大なる暗さ、宇宙空間につながる雰囲気に満ち満ちている。これを聴いた後に、 映画『2001年宇宙の旅』のラスト(だけ)を観れば、今日という日は完璧である。学生時代だったか(卒業していたかもしれない…)、傾きかけたアパートの四畳半で、ヘッドフォン越しに聴いていた、時間は真夜中、 想えば懐かしいというよりも、ただただおかしいばかりだ。

★こんな映画を観てきた[50]
   キャバレー
  [CABARET]  (1971/米 監督…ボブ・フォッシー)
         
 「人生はキャバレー」(ライフ・イズ・キャバレー)、映画の中の代表的な歌の歌詞だが、当時に限らず、今でもよく聴くほどのスタンダードとなった。
 「恋人を作るより友だちを作る方がむずかしいわ」とは、主人公(マイケル・ヨーク)をライザ・ミネリが誘惑し、拒絶され、彼女は友だちでいましょうとこの台詞を吐いた(和田誠著『お楽しみはこれからだPART3』より)。 拒絶された理由は後にわかる…
 大戦前夜の頽廃ムード漂う中、そこにこのライザ・ミネルが放つ強烈な光(どちらかというと暗黒の光…)、後に内容よりも歌の方の評価が高かったと言われた(とても面白かったと記憶しているが)?『ミスター・アーサー』 への出演があった彼女だが、やはり『キャバレー』での演技が鮮烈かつ際立っていたことに違いはないだろう。とにかく、母親(ジュディ・ガーランド)とは、真反対というか、見た目の印象だけだが、全く対照的で、ただただ驚かされるばかりだ。
 さて、監督のボブ・フォッシー、後に『オール・ザット・ジャズ』という自伝的作品を世に出した…のだが、どうしたわけか観ていない。よほど主演のロイ・シェイダーがお気に召さなかったか=A タイトルのイメージとしてもぜひ観ておきたいと、当時はきっと思うはずであろうと考えるところであるが、何故か観ていない。少し調べてみると、この配役にはいろいろと悶着がついたらしく、作品の評価は高かったようだが、とにかく 「こんな映画を観てきた」リストには入っていない
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