- こんな映画を観てきた[44]
- 哀愁 -
[WATERLOO BRIDGE]
(1940/米 監督…マーヴィン・ルロイ)
「戦地は極限状態だ。次の瞬間何が起こるかわからない」
「内地でも思いがけないことが起こるわ。私たちがこうして出会ったように」
(和田誠著『お楽しみはこれからだPart3』より)
この原題でもあるロンドンはテムズ川にかかるウォータールー橋、大昔聖地巡礼≠ニして?訪ね、徒歩で渡ってみた。既に近代的な姿で、背景もそうだが、映画の面影はなかったと記憶している。
恋人(美男の代表=ロバート・テーラー)の戦死の知らせで捨て鉢になったヒロイン(美女の代表=ヴィヴィアン・リー)は身を落としてしまうが、偶然の出会いの後、この橋の上で軍用車の列に飛び込む。 冒頭は彼らが出会ってまもなくの会話である。
ちなみに、劇中キャンドルライトの中でダンスをするシーンで使われていた曲が「別れのワルツ」で、これが日本に伝わって「蛍の光」となったのであるが、卒業式だけでなく駅のプラットホームや船の出港の際に流れ、デパートの閉店時間に流れ、 果てはパチンコ店、それからそれから…、それぞれお別れ≠フシーンで使われている、が、映画好きとしては少々興が冷めるか?!
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