That's boon shoot 2017

  • こんな映画を観てきた[14]
       -007 ロシアより愛をこめて-
       (1963/英・米/テレンス・ヤング監督)


      最近では、原作も底が尽きて、タイトルだけ旧作から拝借したり、 一部原作を流用して作り直したり、当然ジェームズ・ボンド役も交代している。どうやら新作も公開予定らしく、新ボンドの登場ということのようだが、 ボンド氏はやはりショーン・コネリー、世代的にはロジャー・ムーア(昨年亡くなってしまった)ということになろうか、 なんとかティモシー・ダルトンあたりまでは許容(?)したいが、その後のボンドには何の魅力も感じない。その間、ジョージ・レーゼンビーという俳優も一度だけ “担当”したが、とにかくいろいろ時代背景(女性運動の高まり)もあって、 シリーズにとっても、本人にとっても気の毒な一作(『女王陛下の007』)となってしまった。
     記念すべき第1作『ドクター・ノオ』はそれなりに(?)面白かったが、 全てにおいて花開き、その後ついに越せなかったのが次の『ロシアより愛をこめて』である。ダニエラ・ビアンキ、この人は“美しい”と言い切って問題はないだろう。 経歴を見ると、準ミス・ユニバースであったとのこと、このこともまた本編の中でちょっとだけ触れている(タチアナがボンドを誘惑するシーンで「口が大きい」 と本人に言わせている、その年のミスは大きくなかったのだろう)。イスタンブールからオリエント急行でラストのヴェニスへの移動も旅情を駆り立て、 敵役のロッテ・レーニヤ、ロバート・ショー、そしてお味方ではペドロ・アルメンドロス、どれも怪優というかやはり名優揃いで、どなたも欠かせない、 どれをとっても歴史に残る名作となった(異論もあろうが…)。