- こんな映画を観てきた[49]
- 風と共に去りぬ -
[GONE WITH THE WIND]
(1937/米 監督…ヴィクター・フレミング)
「明日考えるわ」(和田誠著『お楽しみはこれからだPART2』より
スカーレット・オハラの有名な台詞である。和田誠さんによると、原作にも使われている主要な台詞であり、映画というより文学の名台詞というべきなのだそうだ。「Tomorrow Is Another Day」 明日は明日の風が吹く…は突き詰めるとこういうことになる。主演に大(?)抜擢されたヴィヴィアン・リーは、この後、『哀愁』、『欲望という名の電車』など、映画の歴史に残る名作に出ることになるが、小さい身体にこの大物感、見出した人、 要は製作者の勝利ということだろう。ジーン・アーサーやスーザン・ヘイワードなど、名だたる大女優がこの役を目指したらしいが、なにか特別なコネクションがあったか(その気配もあったとか、なかったとか、 その噂はあったと何かの資料で読んだことがある)、無名の小柄な女優がこの大役を射止めたという。とにかくこの時代に、こんなテーマのこんな大作、アメリカという国の迫力≠思い知らされた。
- 2024/10/10 『翳りゆく部屋』
- 2024/10/10 『キャバレー』
- 2024/09/10 『水中花』
- 2024/09/10 -訃報- アラン・ドロン
- 2024/08/10 『どうぞこのまま』
- 2024/08/10 『風と共に去りぬ』
- 2024/07/10 『酔いしれて』
- 2024/07/10 『お熱いのがお好き』
- 2024/05/10 『暗い港のブルース』
- 2024/05/10 『エマニエル夫人』
- 2024/04/10 『小さなスナック』
- 2024/04/10 『裏窓』
- 2024/03/10 『さらばシベリア鉄道』
- 2024/03/10 『いそしぎ』
- 2024/02/10 『恋の雪割草』
- 2024/02/10 『哀愁』
- 2024/01/10 『ロマンスは熱いうちに』
- 2024/01/10 『ロング・グッドバイ』
- 2024/01/10 『38年ぶりの奇跡』
- 2023/12/10 『さよならさざんか』
- 2023/12/10 『ミスターグッドバーを探して』
- 2023/11/10 『驛舎(ステーション)』
- 2023/11/10 『看護婦のオヤジがんばる』