2020
-06-No.13

幸運色色(ラッキカラー)5・青色
  …小さな諍いは水に流して仲直り…
 去年、夫が買ってくれたブルートパーズのプチネックレスを付けて出かけ、夕方、馴染みだという居酒屋を訪ねた。「ここは刺身がいいんだ」と決めつけた。 確かにおいしい、日本酒を少し飲み、茶そばをいただいて、7時前だが新客と入れ替わりに店を出た。


百日紅(サルスベリ)

 翌日、実家の母親から電話があった。思えば声を聞くのは半年振りになるだろうか、ちょっとした行き違いから、どちらからともなく疎遠になってしまっていた。 「ごめんね」、変わりはないかのやり取りの後、ひと言付け加えるように告げて母は電話を切った。その晩夫に「かあさんに何か言った?」と言ったら、 「一度だけちょっと」とあった。
 



紫陽花(アジサイ)

紫陽花
 表通りより路地裏の軒下がよく似合う。雨の季節を前に咲いてしまった紫陽花は主役というには倹しすぎ、滴にうたれる風情も良いが、ブロック塀の陰もしくは雑木林の片隅こそに相応しい。それでもとにかくこの時季どうしても欲しい花である。


釣鐘草(ツリガネソウ)

釣鐘草
 花の色は白、赤、紫で、日本中どこでも、山野にて生育するというが、要するに珍しい花ではない。近所の、市が管理する(しているらしい…)“花壇”の真ん中で、下を向きつつもやけに堂々とその存在を示していた。

百日紅
 通りの両脇に躑躅とあわせてこの『百日紅』が続いていて歩道と車道を分けている。躑躅から百日紅へ主役が移って、その間に季節は夏ということになる。
 子供の頃、 神社の境内から正面ではなく横の鳥居をくぐって石段を下りた左側に百日紅のもう古木といっていいのか、とにかく大木があった。その周囲は一面の熊笹だった。


調布パルコの入り口に!!



今月のYAR!ねっ ー後記ー
 「雨にぬれても…」は京王電鉄のCMキャッチ、ポスターで女優清原果耶を起用した。
 そぞろ歩きの駅前通り、全てを流せ、無情の雨よ…
★Close Up!★
 →『調布のマンホール巡り』